沖縄市の前身は、琉球王国時代の越来間切と美里間切(1666年に越来間切から分離)でした。越来間切と美里間切は廃藩置県(1879年)後、明治41年(1908年)に施行された「沖縄県及島嶼町村制」により越来村、美里村となります。 1429年の王朝成立から1879年の首里城あけ渡しによる王朝崩壊までの約450年間、琉球王国の政治、経済、文化の中心だった首里城。城内の右掖門横には、復元以前からの古い石積みが見られるが、こうした首里城の遺構郡(首里城跡)は2000年12月に世界遺産に登録されています。
那覇空港のホールや国際通りの入り口、民家の屋根や門柱に置かれている奇妙な顔をした獣像、あれがシーサーです。古くから沖縄に伝播していたライオン像が、沖縄で翻案されたもので、唐獅子などと同根とされます。阿形吽形の雌雄一対で、守り神として屋根の上などに飾られたりもします。 陶器製のもの、漆喰製のものなど、地域や制作者によって、製造方法や形相が異ります。獅子様転じて、シーサーとも。